異世界旅行記

所謂、コンサート備忘録。

関ジャニ∞の生きる「今」、関ジャニ∞と生きる「今」 (関ジャニ∞「関ジャニ’sエイターテイメントジャム」2017年8月4日・6日公演)

8月4.6日と関ジャニ∞のライブに行って参りました!!!

今回は、フラットな気持ちで見たいと、最大限にネタバレ回避しました。TL追えないのは、つらかったけれども、新鮮な冷静な気持ちで見られたのはとても良かった。

 私の中で、エイトのライブはこれまで正直、「最大の楽しい」をくれるライブだったのだけれども、今回のライブは「痺れて、その才能に嫉妬して、最高に楽しい」ライブでした。

 まず、映像や照明装置がとても良くて、Perfumeみを感じたのだけれども、今回映像や照明等の舞台演出に大倉さんが関わっているという情報を知って、Perfumeのコンサートに行ったという情報が私の中で繋がった感じがした。良いところを取り入れて自分なりに新たに解釈して提示した感じがして、本当に良かった。今回のライブ、嵐の松本さんにも見てほしいわ……。東京、行かないかな…、行って感想ほしいな……。(切なる願望)

 

 

tureduure.hatenadiary.jp

 

 

 

 

以下、盛大にネタバレを踏みますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

【セトリ】

OP映像

1・HighSpirit

2・勝手に仕上がれ

3・宇宙へ行ったライオン

4・象

5・Traffic

6・生きろ

7・侍唄た

8・夢への帰り道

9・Tokyoholic

10・S.E.V.E.N.転び E.I.G.H.T.起き

11・NOROSHI

MC

12・奇跡の人

13・JAMLADY

14・罪と夏

15・DO NA I

16・キングオブ男!

17・なぐりがきBEAT

18・Answer

19・ノスタルジア

20・SorrySorryLove

21・WASABI

22・えげつない

23・NeverSayNever

24・ナントカナルサ

25・前向きスクリーム

26・今

 

アンコール

27・純情恋花火

28・パノラマ

29・ズッコケ男道

30・青春のすべて

 

 

 

【感想】

今回のライブは、前半はバンド編成のロックな関ジャニ∞

後半は歌って踊る「アイドル」な関ジャニ∞という二部構成だった。

 

OP映像は、ツアー名が「ジャム」ということでジャムのイラストを背景に、

メンバーが紹介されるポップなものだった。そこからの「ROCK」なエイト!!!

ツアーTシャツあるいはそれに準じた衣装で登場!!!

本人たちのインストで始まるの、胸の高まり半端ない!!!

 

そして、「勝手に仕上がれ」!! 正直なことを言うと、前前回のライブで、この曲、最初に聴きたいと思っていたんですよね……。

 

だって、「日常と違う異空間へようこそ ここにいる間は全部忘れてどうぞ」なんて、アイドルに言って欲しすぎるやつじゃないですか~。いや、エイトの場合、言ってくれるんですけれども、歌で言われる感じ最高じゃないですか……。「忘れるーーー!」って大声で言いたい感じ全開でした、ええ。

 

そして、「宇宙へ行ったライオン」、「象」と来て、ふと、

 

 

これ、メトロックのセトリ(に準じたもの)じゃないですか!!!

 

 

と気づいて、ああ、これは、メトロックというアウェーの地からの帰還、

つまりは凱旋公演なのだな…最高だな、この人ら……となったよね。

メトロックに関ジャニ‘SエイターテイメントのTシャツで乗り込み、

JAMのTシャツでの凱旋コンサート、強すぎる……。

 

 そして、錦戸亮作詞作曲の「Traffic」、渋谷すばる作詞作曲の「生きろ」と続く。

 

「Traffic」の最初の錦戸さんにゾクッとするし、錦戸さんのお洒落な曲、本当に好き。

錦戸さんが作詞について「全員で歌う曲だから自分が歌うことだけ歌っていてもしょうがない、全員で歌う意味を見出だす必要がある」「僕はこう思っているんですよ、っていうメンバーに対する提示かもしれない」と音楽雑誌で語っていらしたけれども、「選んできたルートは間違っちゃいないよなそんな迷いも生じてきちゃいます」「果てなく続く旅路まだ見えない困難もあるんだろう いつの間にか増えてた傷も隠していけるかな 後戻りなど出来やしない事 スタート地点で知ってたはずなんじゃないの?」「I’ll just keep driving on going on my way」と、挑戦的かつ自分を鼓舞するメッセージを発信してくれるアイドル最高すぎません? これからもその華麗な運転見て居たくなりません? はぁ…ってなりますよ、ええ。

 

 

「生きろ」は、ライブで7分割でメンバーの顔が映し出された映像を見て、ああ、この曲は、天才・安田章大でなく、ロジックで攻める頭脳派・錦戸亮でなく、感性の人・カリスマ、渋谷すばるが紡いだものだからこそ、より力のある曲だな、と強く実感した。

 

ふと、エイトが単独FCになった第1回の会報を見ようと思って引っ張り出したら、「関ジャニ∞の愛を詠う」というのをいろは順に辿っていくという一言コーナーで、渋谷さんの一言が「生きている。」だった。

ああ、この人は本当に強い人だし、この人が今、こう歌ってくれて救われる人は大勢いるよなと改めて思った。

 

 

そして、そこからの侍唄。4日に参戦した時は、バンド曲ばかりで飽きていないか心配するコメントだったけれど、6日はそういう感じでなかった。そして、6日は侍唄でなく、斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」のさわりを歌うという小ボケを入れてきた!!!

(錦戸さんのお陰で、斎藤さんの曲にも詳しくなったよ、ええ。(笑) )

他の曲を弾くというボケを「いつか、やりたかってん」と言い、そのクセちょっと弾いて躊躇して辞めてしまう錦戸さん、愛以外のなんでもない………。

 

 BIGINさん提供の「夢への帰り道」は、正直、CDで聴いた時も、少年倶楽部プレミアムで観た時も、そんなにピンと来てなかったのだけれども、ライブでバンド演奏聴いて、ああ、「関ジャニ∞」の夢への帰り道になっているな、ああ、やっぱりライブはいいなと思いました。

 

 

そして、Tokyoholic!!! この曲も錦戸亮作詞作曲なわけだけれども、歌詞のガツガツ感本当好き。丸ちゃんの台詞のところが名古屋にまつわるアドリブになっていて、この曲が去年、メトロックを経て、より自分らの曲になってきているなと、しみじみ痺れていました。

ユニコーンさん提供の「S.E.V.E.N.転び E.I.G.H.T.起き」、マルちゃんのベースソロが痺れる「NOROSHI」と続く。

 

そして、MC。

4日は安田さんの「8月11日スパイダーマンが山から下りてきます」(意図;8月11日映画スパイダーマン:ホームカミング公開)からの「ヤスは天然を超えている話」、そしてその中で村上さんが「ヤスは中学の時は頭良かったんだよな、500万点中…」(正しくは500点満点)と天然を炸裂したのと、錦戸さんの「奇跡の人」の歌詞話。

 

6日はつかぽんが話題って話だったかのう。色々と混ざりすぎて、わからなくなっているチキン脳。どっちの日か忘れたけれど、台詞覚えについて、安田さんはノートにひたすら書いて覚える、錦戸さんは一言一句覚えるというよりは、雰囲気で覚える、覚えが早くて他の人の台詞も覚える、他の人に教えてあげることもある、でも自分以上に松岡茉優ちゃんが覚えとか感覚的なことがすごい上手いと言っていたということは覚えている……。

 

そして、さだまさしさん提供の「奇跡の人」は4日に歌詞について言及していたけれども、まぁ、歌詞は置いておいて、横に並んでぎゅっとなっている関ジャニ∞、可愛すぎたから、本当それだけで、もう何でもいいんじゃないかっって思いました。(偏差値3)

 

 

 

 

開演前に流した注意映像をオマージュした映像が入り、そして2部の「アイドル」関ジャニ∞へ……。

その1曲目が安田章大作詞作曲の「JAMLADY」。安田さんの才能、何なの?とちょっと怒りたくなるレベルで天才。パッチ魂の時のように、ゴンドラで上から登場。好き。

夏らしく、噴水の演出も良かった。

 

そして、「罪と夏」。

「今,君の八月のすべてくれないか」というのを、8月に聴ける名古屋に感謝……。8月のメインイベントは間違いなくこれだったので、本当、罪な夏だぜ、ええ。(語彙力)

 

移動しての「DO NA I」。ドナイは、「関ジャム」で、制作の段階から見せていただいて、そこからここに存在しているのだなぁ、すごいな、前見た段階よりガシガシ踊っている印象だな、腰つき最高だな、って見ていました。

 

そして、「キング・オブ・男」。

移動曲だったので、(え、まさかの渋谷すばる錦戸亮の見せ場ないの…? 勿体なすぎるでしょうよ!)と思っていたけれど、移動曲でもちゃんとありましたよ、ええ。ありがてぇ、ありがてぇ……。

 

 

「なぐりがきBEAT」ときて、

三馬鹿の「Answer」!!! ありがてぇ、ありがてぇ…。(2度目)

SMAP兄さんの2TOPやキンキ兄さんじゃないですけれど、同じ時代に生まれて、同じ事務所に入って、同じグループに入って……。3馬鹿の祭壇に見えましたよ、ええ…。かっこよかった…。ありがてぇ、ありがてぇ。(語彙力は捨ててきた。)

 

年下組の「ノスタルジア」も切なくて良かったです。4方向から集まってくる感じ、東西南北「道標」となってくれるような強さがあって、ズーンとした。シンクロダンスみたいな感じも良かった。

 

 

「SorrySorryLove」「WASABI」とガシガシ踊るエイト!!!腰つきええよー!

からの、「えげつない」!!!岡崎体育さん提供曲! 

 

 

まぁ、これは音源聴いた人のすべてが「こんなん、絶対ライブで盛り上がるやん」(怒りに似た歓喜)と思ったと思うのですが、案の定盛り上がったよね。

ラップバトルは4日には少し緊張が見えたのだけど、6日は何か吹っ切れたのか、安田さんや大倉さんが変顔したり渋谷さんも横山さんもちょけたり、丸ちゃんがワキを見せてきて、それに同調して皆がワキをみせてきたりと、THEなチョケ方していてよかった。本当ラップ楽しい。カラオケでも(間奏160秒)じゃなく、表示してくれると嬉しい。

 

 

そして、「NeverSayNever」。この曲が始まる前に、パッチ的素敵スーツで、1人だけネバネバになる映像をここで挿入。この難解な曲との落差凄すぎて、流石だわと。以前のコンサートのWASABIの時の映像みたいなのです、ええ。

この曲も安田さんとか、本当、恐ろしい子だわ……。関ジャニ∞界の北島マヤだわ、本当……。

 

 

 

「前向きスクリーム」と来て、「今」!

「いつまでも此処にいたいけれども 旅立つ夢を見てしまったことを」

「貴方に祈りを捧げるよ さよならまたいつか会うまで」

「今」を本編最後に持ってきたの、ああ、優しく背中を押してくれる感じだな、最高だなと思った。今回のツアー、すごく「今」を感じるセトリだなと思ったのだけど、ライブ後買ったのに読んでなかった雑誌読んだら「今回のアルバムのコンセプトは「今」」とメンバーが言っていて、おお!めっちゃ伝わってきたよ!!と感動した。

 

 

 

そして、アンコール。

浴衣キタ――――――――!

「純情恋花火」キターーーーーーーーーーーー!

夏の浴衣エイト、相変わらず良きだわ、破壊力……。

(ただ、「純情恋花火」単体では、参戦できず映像で何度も見ている「十祭」のものが至高すぎるが。本物の花火はズルい……。)

 

 

「パノラマ」「ズッコケ男道」で会場を縦横無尽に渡って、最後の曲。いきものがかり水野良樹さん提供の「青春のすべて」。

いきものがかりの楽曲が好きな私はこの曲最初からああ、沁みる……。今この曲を歌う意味がある曲だし、そこに「青春のすべて」とつけてしまうの罪深いし、この曲絶対最後の曲だし、最後に聴いたら、ジーンとしてしまうやつやん……。と思ったら、やっぱり最後だったし、やっぱり最高でした。

 

 

 

今回のライブは、「パブリックイメージ」のフィルターを一度外した、「彼等のやりたいエイト」(ライブ)と「多く、ファンに求められているエイト」(踊りのキラキラエイト)を模索した結果の一つの答えをエイト側に提示されたライブな気がした。

ツアーのパンフレットも「ロックミュージシャン」としてのエイトと、「アイドル」としてのエイトを個別に提示したような構成だったし。

お笑いの要素が殆どなかったのも非常に意識的・意図的なもので、「パブリックイメージからの脱却」というところも大きくあるなと思った。

私は正直、グループとしての関ジャニ∞を好きになる前にがむしゃらに明るい曲たちがピンと来てなかったのだけれども、関ジャニ∞を知れば知るほど、この人たちが歌う「がむしゃらに明るい曲」が時に救いの色を持って登場してくることがあって。「この人たち」がこの曲を歌うことに救われる人は少なからずいるだろうな、ちゃんとこの人たちが歌う意味があるんだろうなって思わせてくれる何かがあるなって思う。

一方で本人達の意図しない作用もあったりして、ダブルバインドなところもあるだろうなと最近そういう曲で歌番組に出演するたびに思っている。だから今回そういう曲と適度な距離をとってきたなって感じがあった。

 

丸山さんが4日の挨拶で、「去年のライブと合わせて、いろんなことをやっているエイトを楽しんでください」(意訳)というようなことをおっしゃっていて、去年のライブで多かった、「パブリックイメージ」としての「お笑い」「大阪」の要素も、もちろん大切にしていて、ああ、エイトは1年かけて「関ジャニ∞の今」を華麗に提示してくれたんだなぁと。

 

ファンの見たいエイトなんて、人それぞれすぎるから、とりあえずは「エイトが最高だと思うエイト」を存分に示して、こちら側を更に降伏させて、幸福にさせてほしい。最高だって言わせてほしい。

そして、これからも、更に大きくなっていくエイトの気流を、音楽を楽しむエイトを、アイドルを楽しむエイトを肌で感じていたい。

メンバーの作詞作曲のものだけの、アルバム、楽しみに待ってる!!!

 

2部構成は賛否両論あると思うし、関西ジャニーズ使うなら、もうちょい絡んだれや先輩、あと先輩動いてたら後輩見るわけないやん…(小声)とか、ちょっと思うところはあったけれど、幸福度数の高い楽しいライブでした。

 

あーーーーー、本当に最高の夏でした、

罪な男たちありがとうーーーーーーー!

 

P.S.